今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

ゲームボーイ マクロ製作(後編)

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前回のつづきです。

www.akatsume.com

ケースの穴埋め加工1

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穴埋めしたり塗装しなくても、このまま組めばゲーム機として動かすことができます。しかし不要な、タッチペン入れ、DSソフトスロットが残ります。

今回はシンプルに不要なものは埋めてしまいます。

タッチペン入れ穴埋め

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赤丸で囲んだネジを全て外します。
スロットのプレートは塗装が終わるまで保管しておきます。タッチペン入れも一部のみ使うので保管しておきます。
青丸で囲んだスイッチを外します。外す時に方向を確認しておきます。外したスイッチも無くさないように保管しておきます。

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タッチペン入れの穴埋めをします。内側が平らになるように削ります。

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ABS樹脂板を切り出して、ライターで炙って曲げます。

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ABS樹脂板 1.5mm
www.monotaro.com

ヤスリでケース内側の形に合わせて成形します。たっぷりとABS樹脂用接着材をつけて貼り付けます。この接着剤はすぐに乾燥硬化してしまうので手早く塗って貼り付ける必要があります。

 

セメダイン 接着剤 ABS用 30ml

セメダイン 接着剤 ABS用 30ml

  • メディア: Tools & Hardware
 

DSソフトスロット穴埋め

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同じ用にDSソフトスロット穴を塞ぎます。まずはABS樹脂板を半月状に切り出して成形して合わせます。ABS樹脂用接着材で固定します。

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よく乾かして動かなくなったら削って四角い穴にします。

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ABS樹脂板を切り出して、ABS樹脂用接着材で固定して穴を塞ぎます。乾かして動かなくなったあ大まかに削ってケースの形状に合わせます。

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裏から見たところ。

XYボタン穴埋め

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ボタン穴にはボタンが回らないように小さな出っ張りがあるので削り落とします。

ABS樹脂板を切り出して、ABS樹脂用接着材で固定して穴を塞ぎます。塞ぐ位置を間違えないようによく確認します。

ヒンジの加工

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傷つけないようにマスキングテープで養生します。
ノコギリで出っ張った部分をカットします。

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こんな感じに残ります。今回失敗したところですが、この状態だとすごく弱くて後の加工中に折れてしまいます。私も折ってしまいました。予防法としてここの出っ張りをノコギリで切断する前に、パテやプラリペアなどで充填しておくと良いと思います。

トリマー加工用治具の作成

ケースの加工で一番難しいのは、ヒンジ部分の成形です。上画面が重なる部分が凹んでいるので、平らに埋める必要があります。

多くの人は2液性のエポキシパテで埋めていますが、それだとその後の平にする削りが難しいのです。模型作りが上手な人は朝飯前なのかもしれませんが、私はモデラーではないので、電動工具を悪知恵で楽をします。

基準となる面は液晶画面枠とします。この面をヒンジ部に移すように治具を作成します。

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5.5mmのベニアを切り出します。
赤線の部分だけは精度が必要なので、カンナ等で真っ直ぐに加工します。それ以外はノコギリで切断するだけでOK。

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写真のように瞬間接着剤で貼り付けます。
幅は加工するケースに合わせます。

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下板はケースのネジ穴の出っ張りをかわすために穴を開けます。
ピッタリと隙間がないように置けることを確認します。

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下板の上にケースを置いて、加工用の治具をかぶせます。板と板で挟んで固定しています。

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トリマーにストレートビットとガイドを付けます。削る深さは、削る面が全面平らになるギリギリを攻めます。

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治具を固定して、トリマーで削っていきます。

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ここで先程補足した部分が折れました。面倒くさいけどABS樹脂板を切り出して接着して補強します。上面にプラリペアを充填して硬化した後に、再度トリマーで削ります。 

 プラリペアは、めっちゃ便利なプラスチック補修材です。詳しくは下記サイトを参考にしてください。

www.plarepair.net

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ヒンジ部分が平らになりました。
ABS樹脂板を切り出します。少し大きめにして後からケースに合わせます。

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接着する面積が大きいので、はみ出ても良いのでABS樹脂用接着材はたっぷり塗ります。それでも塗ったところから乾いてくるので手早く貼り付けます。

実はここで大失敗をしています。トリマー加工用治具のベニアが反っていて加工面も曲がっていました。当然ABS樹脂板も曲がって接着されます。これではどうしようもないので、再度反っていないベニアで治具を作成しました。

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今度は少し改良して下板を大きくして加工部分の下も支えてやれるようにしました。干渉する部分はカットします。

もう一枚ABS樹脂板を貼っても良かったのですが、楽をしてプラリペアを上面に流し込みました。写真は撮り忘れです。

再度トリマーで削り平面を出します。今度はケースの平らな面に高さを合わせます。

ケースの穴埋め加工2


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マスキングテープで養生します。

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またまた写真を撮り忘れていますが、穴にプラリペアを充填したあとに削って平らに成形します。小さなキズ・凹み、面の歪み部分は薄付けパテを入れて再度平らに削ります。

 
※ 注 意

先に書いておきますが、このプラリペアでの穴充填は失敗でした。今まで何度もプラリペアを使ってきましたが、塗装して仕上げ部分につかったことはなかったのです。部材の接着や裏からの充填補強だけでした。結果的にはプラリペア素地と塗装は相性がよくありません。プラリペアには微細な穴が開いていて薄付けパテでは全てが中に入っていきません。パテで覆ってしまえば良いのですが、プラリペア面に直接塗装すると染み込んで引けてしまいます。2,3回やり直したのですが本体との境界はどうしても消えませんでした。塗装する部分の穴埋め充填は2液性エポキシパテが良いと思います。 

本体追加加工

スピーカー穴あけ

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パソコンで穴位置を書いて印刷した紙を貼り付けます。
穴位置にポンチを打ちます。プラスチックなのでポンチを押し付けるだけOK。

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2mmのドリルで穴を開けます。

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インジケータランプ穴製作

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ドリルで2mmの穴を開けます。穴周辺は小さく面取りします。

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位置はだいたいこのくらいの位置

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2mmのアクリル棒をカットして両端を#800くらいのサンドペーパーで平面に仕上げておきます。 

塗装

今回はあまり凝ったことはせずに、下地にミッチャクロンを塗り、

仕上げに、好きな塗料であるキャロムのブラックスチールを塗りました。

ブラックスチール スプレー

ブラックスチール スプレー

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 ブラックスチールは塗膜が薄くて下地の状態が丸見えなので、下塗りとしてつや消し黒を塗っておきます。

 

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工程は端折ります。
バッテリーが入る部分や、LRボタンのリンク部分などをマスキングして塗装します。

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塗装自体は何度もやっているので、問題なく塗れたのです。

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埋めた部分も肉眼では分からないレベルです。

上手くいったと思っていたのです・・・しかし時間が立つとプラリペアの下地部分が引けて現れてきます。何度か修正してみたけど、消えることはありませんでした。かなりショックでしたが、この作業ばかりに時間を掛けるわけにはいきません。おそらく完全に修正するためにはプラリペア部分をすべて除去してパテ埋めする必要があるでしょう。ひょっとしたら良い目止め方法があるのかもしれませんが、とにかく時間切れです。

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組み立て

写真を撮り忘れてますが、インジケータランプ穴にアクリル棒を差し込みます。外れ防止にセメダインXを裏面に点付けしておきます。

 

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XYボタンを埋めたので、ラバードームが干渉する部分をカットします。

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液晶を接続、ラバードームを設置して、液晶を支えながら本体ケースと基盤を組み立てます。

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基盤を+ネジで固定して、スピーカーを両面テープで貼り付けます。
Wi-Fiチップユニットを取り付けます。

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LRボタンを組み立てます。バネのかけ方を間違えないように。

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ケースが折れて補強した部分が、LRボタンに干渉するので削っておきます。

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裏側ケースに部品を組み立てます。
スロットプレートと白い部品を+ネジで固定します。電源スイッチと音声調整スイッチを取り付けます。

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白い部品は破棄するタッチペン入れと共締めするので、タッチペン入れのネジ部分を切り取って+ネジ固定します。

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ケースの表・裏を合わせてネジ固定します。
バッテリーを入れます。

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これで完成です。

プラリペア部分の引けが気になりますね。はああああ。

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電源オン!
インジケーターランプも上手く光りました。
しかし音が小さいですね。最大音量にしていますが。スピーカーが背面にあり1個になってしまったことが原因です。

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話の流れ的には、スーパーマリオを買うべきなのです。しかし手に入れたのは、ミスタードリラーとメイドインワリオ(笑)なんでやねん。
サクサクと短時間で終わるゲームがやりたくなったのです。わははは。

課題

時間切れでとりあえず完成させましたが、納得のいかないモノになってしまいました。やはり再度穴埋め・塗装をやり直して埋めた跡を完全に消したいです。それと物足らない音量。前面に配置するスペースはないので、アンプを追加して音量を上げることになりそうです。

まあモノづくりをしていると、こんなこともあります。今回はABS樹脂を加工して特性を知ることが一番の目的でした。今後のランクル部品の加工にも役に立つことは間違いありません。またこれまで多用してきたプラリペアの欠点も分かりました。接着力が強くて早いので便利なのですけど、塗装面には要注意。さらなる試行錯誤が必要です。


今年の投稿はこれで終わりです。
最近は話題の記事・人気のあるキーワードなんて全く考えなくなりました。自分が興味があること書きたいことを書き綴って、一人でも楽しく読んでいただければ良いと思っています。こんなマニアックな記事にお付き合いいただきました読者様に感謝申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお過ごしください。